100万円でシステム開発はどこまでできるか。実案件7件のデータで解説

100万円でシステム開発はどこまでできるか。実案件7件のデータで解説

「予算100万円でシステム開発を頼むのは失礼だろうか」——そんな相談をよくいただきます。結論から言うと、スコープを正しく絞れば100万円で実用的なシステムは作れます。ただし何でも作れるわけではありません。

この記事では、当社(TodoONada株式会社)が実際に約100万円で受託した7案件の実データを公開し、100万円でできること・できないこと、費用を抑えるための条件を解説します。

※費用は各実績ページに記載している概算値です。要件により変動するため、見積もりを保証するものではありません。

約100万円で開発した実案件7件

案件期間体制内容
外国人求人マッチングMVP2ヶ月2名パッケージ活用の新規サービス立ち上げ
求人マッチングMVP(NTTスマートコネクト様)2ヶ月2名新規事業検証用のMVP開発
動画処理・遠隔読影の研究支援(東京大学様)1ヶ月2名動画秘匿化+データ自動管理
社内NAS構築(税理士法人様)1.5ヶ月1名RAID10冗長化+クラウドバックアップ、オンサイト対応
セサミスマートロック連携の顔認証システム2ヶ月1名顔認証での入退室管理+Androidアプリ
地方創生イベントのLP+Webアプリ1週間1名仕様変更を受け1週間で構築(AI活用開発)
サブスク「ChaChaCha」クーポンアプリ1ヶ月2名クーポン発行・管理・利用ログ+管理画面

新規サービスのMVPから、業務システム、ハードウェア連携、インフラ構築まで、領域はかなり広いことが分かります。

100万円で「できること」の共通点

7案件を並べると、100万円で収まる案件には明確な共通点があります。

1. 目的が1つに絞られている

クーポンアプリは「クーポンのデジタル化」、NAS構築は「古いNASの安全な置き換え」、顔認証は「入退室管理の簡略化」。解決したい課題が1文で言える案件は、スコープが膨らまないため小さく作れます。

2. 共通部分は作らない

マッチングMVP2件は、いずれも当社パッケージ「マッチングワン」をベースにしています。会員登録・検索・メッセージなどの共通機能をゼロから作らないことで、100万円の予算をそのサービス固有の部分だけに使えます。

3. サーバーレス構成で初期費用を削る

Vercel + Supabase のような構成なら、サーバー構築費がほぼゼロで、月々の利用料も立ち上げ期は数千円程度です。検証段階のサービスに専用サーバーは不要です。

4. AIを活用した開発

地方創生イベントの案件は、急な仕様変更を受けてLPとWebアプリを1週間で構築しました。これはAIを活用した開発体制だから可能になったスピードです。開発現場のAI活用が進んだことで、「小さく速く作る」案件の費用対効果は数年前より大きく上がっています。

逆に、100万円で「できないこと」

正直にお伝えすると、以下は100万円には収まりません。

  • 決済を含む商用サービスのフル機能開発 — 決済・本人確認・管理画面まで備えると300〜400万円が実例です(マッチングアプリの費用相場記事参照)
  • AIを中核にした業務基盤 — 収集・分析・通知の一気通貫自動化は500万円〜です(AI導入費用の記事参照)
  • 要件が固まっていない開発 — 「作りながら考える」進め方は、どんな予算でも溶かします。100万円開発の前提は要件の明確さです

100万円開発を成功させる進め方

  1. 課題を1文にする — 「〜を〜できるようにしたい」。これが2文以上になるなら、フェーズを分けます。
  2. 検証したい仮説を決める(MVPの場合) — 「このサービスにユーザーが登録するか」を確かめるのが目的なら、決済機能は次のフェーズで十分です。
  3. 既製品・パッケージで済む部分を先に確定する — 予算は固有部分に集中させます。

まとめ

  • 100万円で、マッチングMVP・業務アプリ・顔認証・インフラ構築まで実例がある
  • 条件は「目的が1つ」「共通部分を作らない」「サーバーレス」「AI活用開発」
  • 決済込みのフル機能やAI業務基盤は100万円では無理。フェーズを分けるのが正解

「この予算でどこまでできるか」という段階のご相談こそ歓迎です。実績49件(開発実績一覧)をベースに、現実的なスコープをご提案します。お問い合わせからどうぞ。

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