ローカルLLM必要メモリ診断

「このモデルは自分のマシンで動くのか」を、パラメータ数・量子化・コンテキスト長から概算します。計算はすべてブラウザ内で行い、入力値をサーバーへ送信しません。

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結論

ローカルLLMの必要メモリは「モデル本体(パラメータ数×量子化の実効バイト数)+KVキャッシュ(コンテキスト長に比例)+ランタイム約1GB」でほぼ決まります。目安として、Q4_K_M量子化なら8GBで7〜9B、16GBで14B、24GBで27〜32B、64GB(Mac)で70Bクラスが現実的な上限です。正確な判定は下のツールで確認してください。

このツールでできること

  • 対象: ローカルLLMの導入を検討している方(GPU PC・Macどちらも対応)
  • 入力: モデルのパラメータ数、量子化方式、コンテキスト長、搭載メモリ
  • 出力: 必要メモリの内訳、動作可能性の判定、条件内で使える最高品質の量子化

例: Qwen3-32Bなら「32」。MoEモデルは総パラメータ数(gpt-oss-120bなら120)を入れてください。

ハードウェア

使い方

  1. モデルのパラメータ数を入力します(例: Qwen3-32Bなら32。プリセットボタンでも選べます)
  2. 量子化方式を選びます(迷ったら定番のQ4_K_M)
  3. 実際に使うコンテキスト長を選びます(チャット用途なら8K〜16Kが目安)
  4. GPUかMacかを選び、VRAM/統合メモリの搭載量を入力します
  5. 「診断する」を押すと、内訳と判定が表示されます

判定・計算の根拠

次の式で概算しています。

必要メモリ = モデル本体 + KVキャッシュ + ランタイム等(0.8GB)

  • モデル本体 = パラメータ数 × 量子化の実効バイト数。実効値はllama.cpp系GGUF量子化の代表値を使用しています(例: Q4_K_M ≈ 4.85bit/weight ≈ 0.61バイト/パラメータ、Q8_0 ≈ 1.06、FP16 = 2.0)
  • KVキャッシュ = コンテキスト長 × 1トークンあたりのKVサイズ。KVヘッド8×ヘッド次元128のGQA構成・FP16を前提に、パラメータ規模別の代表的なレイヤ数(8Bクラス32層、32Bクラス64層、70Bクラス80層など)で近似しています
  • 割当可能メモリ: GPUは搭載VRAM−0.5GB(画面描画・ドライバ分)、Macは統合メモリの約75%(macOSの既定のGPU割当上限の目安)としています
  • 判定: 割当可能メモリに対して15%以上の余裕があれば「余裕あり」、収まるが余裕15%未満なら「余裕が少ない」としています

具体例

条件必要メモリ概算24GB GPUでの判定
8B・Q4_K_M・8Kトークン約6.3GB余裕あり
32B・Q4_K_M・8Kトークン約21.0GB動くが余裕が少ない
70B・Q4_K_M・8Kトークン約43GB動作しない(64GB Macなら動作圏)

制限と注意点

  • 結果は概算です。実際の使用量はモデルのアーキテクチャ(レイヤ数・KVヘッド数・MoE構成)、推論エンジン、Flash Attentionの有無、KVキャッシュ量子化の設定で前後します
  • MoEモデル(gpt-oss-120bなど)は「総パラメータ数」で入力してください。メモリには総パラメータ分が必要です
  • 視覚言語モデル(VLM)は画像処理分のメモリが追加で必要です
  • 同時に複数リクエストを処理する本番サーバー用途では、同時数分のKVキャッシュが必要になります(本ツールは1ユーザー利用の想定です)
  • 「動作する」は「快適な速度」を意味しません。生成速度はメモリ帯域でほぼ決まります(解説記事

データの取り扱い

  • 計算はすべてブラウザ内(JavaScript)で完結します
  • 入力値・診断結果をサーバーへ送信・保存しません
  • アクセス解析には「ツールが表示された・実行された」等のイベント名のみを記録し、入力値は含めません

出典

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更新履歴

  • 2026年8月5日: 公開